日付 | 出来事 |
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1130年 6月 |
寿安奈率いる、討伐隊が氷結道の百鬼祭りに突入、4つ目の祭具を奪還。 突入断念から1年、準備を万端に整えた安芸竜の子達が百鬼祭りに突入した。 討伐隊は、寿安奈・澤守・秋斎、そして夜鳥子。 前回の反省を生かし石猿の使い手が3人、そのうち澤守は凡ピンの術まで習得し万全の備えをした。 戦いは石猿・各種祭り・凡ピンの重ねがけで敵を圧倒。見事、祭具奪還を果たした。 子供達が祭具を持ち帰り、祭りが復活するのを見届けると安芸竜は他界した。 この月の思い出 |
1129年 6月 |
11代目当主、安芸竜。百鬼祭り突入を断念。 当時、存命の者はみな体力こそ低かったものの、力が強く頑強なものばかりだった。 準備は万端で夜鳥子も復活させていたが、当月になって守備の術を使えるものが一人もいないことが判明。 石猿はもちろん、陽炎すら使い手がいないありさまだった。 この事態を見て安芸竜は討伐を断念。 この月は交神の儀を行い、己の生涯を次世代の為の準備に使う覚悟を決めた。 この月の思い出 |
1128年 9月 |
10代目当主、竜ノ舞と他国の氏神の子が誕生。 先代が分祀された氏神との間に生まれた子である。 竜ノ舞は低迷していた属性散弾戦法を、圧倒的な素質で復活させ鬼退治で大きな成果を上げており、その子供たちには祭具奪還の大きな期待がかけられた。 この月に誕生した一族 安芸竜 |
1127年 12月 |
9代目当主、霧ノ。氏神収集の旅を終える。 多くの国を巡り、沢山の家族に会った。 沢山の家族の良いところと、自分の家族のいいところを知った。 あるとき、一人一子を貫く家を訪れたときに霧ノは妹の円霧に尋ねた。 「一人一子を残せる家のが羨ましい?」 円霧は答えた。 「それじゃ私は妹になれなかったよ」 旅を終えた月、霧ノは一族で初めて孫を見た人物になった。 この月に誕生した一族 茜 |
1126年 9月 |
8代目当主、滝霧逝去。 聡明だった彼女は一族にいくつかの家訓を残した。 一、当主は一族の中で最も強い神との交神で生まれた者が継ぐこと。 一、当主はその者を大筒士として育てること。 一、当主とその候補者以外が交神することはまかりならぬ。 自身が跡目争いの中で生まれた経緯を知っていた彼女は一家相続の教義を厳格化した。 再び跡目を巡って一家の緊張が高まらないようにするためだ。 また傍系の者が子を残しても、その子供は一族の進化についていけずに、悲しい運命を辿ることを見てきた彼女は傍系が子を残すことも禁じた。 また一つの遺言を残した。 「天界の神々は信用できぬ。諸国を巡り、その国の氏神を集めよ。 天界の神に頼らず、一族の力を結集し悲願成就を目指すのだ。」 こうして9代目当主、霧ノとその妹の円霧の氏神収集の旅が始まった。 この月の思い出 |
1125年 12月 |
天子最後の出陣、百鬼祭りで3つ目の祭具奪還戦に挑む。 天子は体力が極端に低い息子では、式神との戦いに耐えられないと判断し代わりに自分が出陣することを選んだ。 出撃隊は天子・滝霧・還姫・夜鳥子。 陽炎の術で回避を上げて戦うが式神の攻撃は激しく、健康度を削りながら戦う死闘になった。 式神の攻撃を滝霧の春奈で耐え抜き、還姫と夜鳥子が支援、天子の単発砲で式神に打撃を与える。 何とか1匹を退けて、攻撃が緩んだのを見ると天子は火乱花併せを発動。 8倍の火乱花を浴びせて見事に式神を撃退した。 天子が祭具を持ち帰ると、いまだ存命だった姉の登子は安心したように他界。 その3か月後に天子も後を追った。 二人とも氏神となり、以後も天界から一族を見守ることになった。 この月の思い出 |
1125年 6月 |
天子と赤羽天神様の子が到着 先に生まれた登子の子、滝霧は今まで引きずってきた初代の因子を全て断って生まれたのに対し 天子の子は依然として初代の因子を引きずったままだったうえ、それが素質として表に出てしまった。 この結果により次代当主は登子の子、滝霧に決まった。 この月の思い出 この月に誕生した一族 赤天斎 |
1124年 12月 |
登子と霧ノ摩周様の子が到着 最初に交神したのは姉の登子。 生まれてきた子は一族を長年悩ませてきた、初代由来の虚弱因子を全て断った才女だった。 素質は母の登子より1万点以上高く、心技体全てが水準以上。 この子供以上の子を生まなければならない、天子にとっては大きな圧力になった。 この月の思い出 この月に誕生した一族 滝霧 |
1124年 8月 |
2人の娘、当主になるのはどちらか? 本来ならば長子の登子が、当主として家を継ぐはずだったのだが当主の空子が奥義を創作したことにより状況が変化した。 遺伝子的に優れた長女の登子か? 奥義を継承した次女の天子か? 姉妹の間で緊張が高まっていた。 当主になれなければ傍系となり、子を残せずこの世を去ることになる。 例え活躍し子を残せたとしても、当主を庇って重傷を負った奈菜姫の例や、傍系子女の還姫の平凡な才能を見れば、その子の運命が過酷なものになるのは明らかだった。 翌月、空子が次期当主に指名したのは次女の天子。 しかし、その次の当主は登子と天子が一子づつ子をもうけ、高い才能を持って生まれた方を指名するようにと遺言つきだった。 この月の思い出 この月に誕生した一族 還姫 |
1123年 12月 |
6代目当主、空子率いる討伐隊が偵察目的で3回目の百鬼祭りへ強行出陣。 そして敗走。 最初に召喚した夜鳥子の寿命が尽きる前に偵察目的で百鬼祭りへ出陣を敢行。 結果は惨敗だった。既に寿命が近づいていた夜鳥子は死亡。 当主の逃げる時間を稼ぐために奈菜姫が重傷を負った。 ここで負った傷が完治することなく奈菜姫は4ヶ月後に他界。 これを教訓にし、以後は逃水の笛が常備されることになった。 この月に誕生した一族 登子 |
1123年 3月 |
5代目当主、狐空坊率いる討伐隊が2つ目の祭具奪還。 出撃隊は狐空坊、奈菜姫、夜鳥子、天子。 俊敏で攻撃力はあったが貧弱で耐久力のなかった狐空坊は、常に味方にかばわれながら強烈な単発砲を式神に撃ち込んだ。 この月の思い出 |
1123年 1月 |
政狐の長男、孤斎児。思うような活躍が出来ぬまま他界。 ほぼ同格の父神であったにもかかわらず当主として活躍した次男の狐空坊との差はなんだったのか。 職業・才能・交神相手・生まれた時期。少しのズレが積み重なり、狐斎児を抑え込んでしまった。 |