| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 1022年 2月 |
家系図を見ながら読んでいただくとわかりやすいかと思います。 長子かつ当主家系に生まれた色（いろ）ちゃんは、強くて凛々しい女の子でした。一族みんなにとって頼もしい存在だった彼女は、 「次にこの家に生まれてくる女は、とびきりのべっぴんさんのはずサ。なにせ私の生まれ変わりだからネ」 という遺言を残して旅立ってしまいました。これは同じ世代の雲（くも）ちゃんが交神した月のことで、家系図上色ちゃんが亡くなった後最初に生まれた女の子は鶴ちゃんになりますが、遺言は交神の後だったのでノーカンだろうと思いました。 その後男の子が続き、ようやく女の子が生まれたのはその鶴ちゃんの交神のときでした。 1021年11月 霞（当主）・紋・鶴・桜の４人で鬼朱点打倒。 1021年12月 鶴ちゃんの交神、霞ちゃん永眠 そして1022年2月にやってきたのが翼ちゃんです。家系図で見ると赤がたくさん続いた後の緑髪がよく目立つと思います。 見た瞬間に思いました。色ちゃんが本当に生まれ変わってくれたのだと。 翼ちゃんの水目は色ちゃんと同じ。上下天一族で水目なのは現状この二人だけです。目元の形も色ちゃんによく似ている気がします。 この水目だけで、私は色ちゃんの転生を確信して泣きました。しかしこれは外見上の特徴にすぎません。 翼ちゃんの家系の子たちの特徴欄を順に見て欲しいのですが、彩ちゃんから鶴ちゃんまでの三世代はなんと連続で「悪癖：ものぐさ」を引いています。どれだけめんどくさがりな女の子たちなんだ、次の子も女の子だけど同じ特徴できてしまったりして、などと思っていました。 そしてやってきた翼ちゃんは、色ちゃんと同じ「好物：南瓜」という特徴でした。この特徴もこの二人だけです。 薙刀士の不在が厳しくなってきた中、1022年1月の討伐で鶴ちゃんが中津の薙刀を手に入れてくれたため、来月くる翼ちゃんは薙刀士にしようとこの時から決めていました。 翼ちゃんの母親である鶴ちゃんは、色ちゃんと同じ槍使い。 薙刀士は、色ちゃんの母である景ちゃんや、鶴・翼の先祖である彩ちゃんの職業でした。 ちなみに、翼ちゃんが来訪した時に家にいる一族の中で色ちゃんを直接知っているのは、色ちゃんが亡くなる月に来訪した紋くんだけです。 この月に誕生した一族  翼 |
