名前 | 新姫 (アラキ) |
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職業 | 薙刀士 |
生年月日 | 1121年 9月 〜 1123年 6月(享年1歳9ヶ月) |
当主経験 | 9代目当主 |
メモ | 得意:小細工 姫という言葉を多用するけれど、人を美しいとかきれいだとか言わない父が好きだった。 「私これが欲しいです」 尽八(戦乙女の短甲…?たっか…たっか…!!) 「きっと父なら買ってくれました」 尽八(お前んとこが特殊なんだよ…!!) 当主になって、いくらかして、父と同じように、肌に蛇が這った。 まだあごのところだから。まだ戦える。そう言うのに、あの子は絶対だめだと言って私を屋敷においていく。 二人揃ってこその双姫なのにと思う。でも貴女は優しい人だから、わたしは手も足も絆も委ねるのだ。 「追っちゃだめよ」 あの意地っ張りが泣いている。 「でも待っててあげる。ほんの少し、たった数か月居なくなるだけよ」 それで、それが待てないなんて可愛いことを言うのだ。…でも。 「…結婚するのが夢なんでしょう?」 誰と、なんて、まだ聞いていない。 私が光刃をふるうと、何にも勝って世界が煌めく、闇が遠のくと、あの子が言った。 本当は同じ薙刀を使いたかったのにと、自分が名のある水の女神から力を授かったことを少し恨めしがっていた。 「良いじゃない、焼津ノ。可愛いわ」 春月「自分はそういうこと言われるの嫌がるのに人には言うのね。」 私の言葉の含みに少しも気付かない彼女はむくれてこちらを見る。 「しょうがないでしょう、かわいいのよ」 ミヅチが蛇の名前であり、貴女の体を這って、締め上げて、先に逝く私の後を追わせる蛇の呪印は、まるで私の意思のようだと、そんなことさえ思っているなんてことは、言わない。 |